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創立以来、勉学・スポーツともにどんな場面でも切磋琢磨し、お互いを深め合ってきた早稲田大学と慶応義塾大学。
そんな早慶ですが、ひとつだけ未だに関わりを持っていない行事が。それが学園祭です。
しかし今年度、史上初の学園祭における早慶のコラボレーション、「早慶学園祭代表対談」が実現しました。
両校における歴史的な日となったその様子を振り返ってみました。
今年もそれぞれ学祭が迫っているということで、まず両校の今年の学園祭の概要と方針を語っていただきたいなと思います。

安方:今年は早稲田祭が新しく生まれて3年目です。2日間で参加団体数が約400、来場者は14万人を見込んでいます。今早稲田はいろいろ叩かれることが多いですけれども、本部企画では、そういう所ばかりじゃない、もっと早稲田生の中身を見てほしいということで、早稲田らしさを全面的に押し出せて行けたらいいなと考えております。はい。やっぱり硬くなりますね、これがありますと(テープレコーダーを指して)
一同:笑
武田:三田祭は今年で46回目を迎えます。今年も4日間の日程で行います。今年の参加企画数は約400、来場者は20 万人を見込んでいます。三田祭実行委員会の委員内部には「全塾生を巻き込んだ祭を目指して」という方針を掲げています。今まで三田祭に関わってきた塾生も、関わってこなかった塾生も全てを焦点にあてて、三田祭を発展させていこうと考えています。
安方:方針などを聞いていたら同じような感じがしますね。場所は違うし形も全然違うけど、多分抱えている問題点とかにおいて類似した部分があると感じます。
武田:そうですね。
司会:実行委員会内の雰囲気とかはどうですか?
武田:お互い抱えている委員が多いですから、同じ悩みを持っているかもしれませんね。
安方:何人くらいなのですか?
武田:約120名の委員がいます。120人の委員が入れば120通りの三田祭像があり、目指すべき方向も異なることがあります。委員が企画を打ち出す事で三田祭を盛り上げたい人もいれば、参加団体を支えることに徹して三田祭を盛り上げたい人もいる。とにかく、いろいろな考えを持って活動している委員がいる中で、雰囲気を一言で説明する事はできません。ただ、三田祭について真面目に話し合い、真面目に活動する委員が多いです。
安方:早稲田祭の運営スタッフはあまり真面目っぽくないかもしれないですね。でも、本当に早稲田祭をやりたくて集まっている熱い人たちの団体って感じですかね。
武田:それ以外では、三田実は学年のつながりが強いです。1年生の時に委員会に入会し、それから4年生まで続けている人がほとんどです。そして、三田実全体を支える役割を4 年生が果たします。11月下旬に行なわれる三田祭を目標に1年間全員でまとまって活動していこうという意識は強くあります。
安方:それは私からすればすごく理想的です。早稲田祭の運営スタッフは完全単年度組織で、学祭が終わると解散するので、モチベーションに差ができてしまうという悩みがあります…。ですが、毎年フレッシュな空気が流れ、新たな気持ちで出発すべく、単年度組織で運営しています。受け継ぎとかはすごく難しいですけど、でもそんな中でも仲良くやっています。
司会:では次に…。お互いが持っている相手の学校のイメージについて教えて下さい。
武田:僕は早稲田生と言うと、本当に熱い人間が多いなと思っています。早稲田祭を何度か見に行きましたが、最後に必ず全員で校歌を歌いますね。自然に全員で盛り上がる雰囲気ができる早稲田魂を持っている人が多いと感じました。慶早戦でも、早稲田の熱の入った應援には圧倒されます。その辺りに慶應との違いを感じます。
安方:慶応のイメージと言いますと、やっぱりお嬢様、お坊ちゃまと言った感じを抱きがちで。でも実際慶応の授業などを見に行きましても、普通の大学生でした。ただ早稲田と絶対違うのは、女の子がちゃんと身だしなみを整えてから大学に来ているっていうことですかね(笑)
一同:笑
武田:確かにそうですね。塾生は良くも悪くも全てをスマートに行なう人が多いかもしれません。何かひとつの事に全てを懸けて熱くやるというよりは、全てをそつなくこなす人が多いかもしれません。
安方:実際外から思われているイメージと合っていますか?
武田:合っていると思いますね。 安方:一般的に早稲田って何かすごく熱いと思われているじゃないですか。
武田:バンカラとかですか?
安方:そうですね。でも一見普通な子も多いです。ただ私は1年生で、早稲田祭が新しく生まれた瞬間に立ち会った時、最後に大隈講堂の前で、みんな知らない人同士なのに肩を組んで、校歌を歌っている姿を見て、『あぁこれが早稲田なんだな』って感動したのを覚えています。普段はいわゆる普通の学生が多いけれども、何かあった時にみんなで校歌を歌う、もちろん校歌を歌っているのが全ての早大生じゃないのは分かっていますけれども、そういう人が中にまだたくさんいるっていうのが早稲田の一つの特徴かと思います。
武田:早稲田祭で、校歌が最後まで鳴り止まない姿は圧巻です。三田祭では、事前準備から三田祭当日の企画、そして完全撤収という一連の流れを完璧にこなそうという意識が強いです。どちらも比較できるものではありませんが、僕は塾生で三田祭に慣れているからこそ、早稲田のような熱い雰囲気に憧れることがあります。でも、それを三田祭の持ち込もうとしても、それはきっとできない。校風や学生の意識は誰かが意図的に作ろうとしても作れないです。できたとしても、それは偽りの姿だと思います。
司会:では、本日を終えての感想を語っていただけたらと思います。
安方:本当今回は共感できるところが沢山ありました。
武田:三田実は近年あまり積極的に他大と交流してきませんでした。ただこうして、初めて安方さんと会って話をしてみると、考えていることは似ているのだなと感じました。こういう機会を利用して多くの人がもっと早稲田祭や三田祭に関心をもってもらい、お互いにとってよりよい学園祭が実現できればと思います。今後もこういった機会を持てると面白いと思います。
司会:じゃあ最後になりますが、お互い間近まで迫っている学園祭ですが、今の心境とか意気込みとかをお願いします。
安方:早稲田祭はもう本当に直前なのですが、運営スタッフや参加団体が今までやってきたものとか早稲田祭を通じて出会った人や感じたもの、それらが絶対に後押ししてくれると思っています。当日は一人でも多くの方に来て頂き、早稲田を感じてほしいです。きっとその時にしか感じられないものって必ずありますし、それを大事にしてほしいです。運営スタッフには終わった後に「やってよかったね」って言ってくれる子が一人でも多くいれば私はそれで満足かなと思っております。
武田:一年間充分な時間を懸けて準備してきましたから、当日は大きな問題が起こらず三田祭に参加したすべての人が何らかの達成感を感じてもらえたらと思います。達成感というと何か難しいように感じられますが、純粋に楽しかったと思ってもらえるだけでも本当にうれしいです。そして、僕個人としては塾生全員で最後に一体となる瞬間ができたらなと思います。司会:それでは両校の意気込みも言って頂けましたし、あとはお互いの学園祭が成功するように頑張って行きましょう! |
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