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■野球漬けの高校生活

Q: なぜ早稲田を選んだんですか?

島田: 受験は結局国立と早稲田の2校しか受けませんでした。私立については学力的に早稲田か慶応でした。早稲田に決めたのは、バンカラといわれる校風だとか、サークルなど充実した大学生活が送れそうだったから。政治家からタレントまで有名なOBを各分野に数多く輩出しているし、自分が憧れていたマスコミ関係に進む人も多い。そういうところにもひかれて早稲田に決めました。

Q: 代表の高校生活を、失敗談などあればそれも交えて教えてください。

島田: 中学、高校とずっと野球をやってたんですけど、自分ピッチャーをやってて、高校では上の代にも下の代にもいいピッチャーがいました。先発ピッチャー、いわゆるエースではなかったんですね。最後の大会では控えピッチャーの背番号10。練習試合の結果からわかってたことではあったんですけど悔しい思いをしました。だけど野球は好きで腐らずに練習を続けた結果、チームの中での自分の役割、ポジションを見つけることができたし、最後の大会でもいいピッチングをすることができました。失敗談ですか?山ほどありますよ(笑)今思うとあんなにさぼんなきゃよかったなと思いますね。ピッチャーってよく走るイメージあるじゃないですか。でも「走ってきまーす」って言ってあんま走らなかったり。学校から出て見えなくなっちゃえば誰も見てないから笑 よくなんかぼーっと他の高校の練習なんかを見てたな。もっと頑張れたなっていう感じですね。
勉強面では、中高一貫の学校に通ってたんで全く勉強しない6年間でしたね。高校受験がないから勉強をしろ!ってけつをたたくものがなくて。とにかく数学の成績が悪かったです。10段階中3を何度も取ってしまい進級が危うくなったりもしました。部活を引退して10月ごろから受験勉強に本腰を入れ始めました。数学の勉強に一番時間を割いたはずなんですけどね。やはり国公立の数学がダメで。それで私立で唯一受験した早稲田に進学しましたという形です。

■初めての早稲田祭

Q: 「早稲田祭2002」に高校2年生のときに来場しての印象は?

島田: たまたま友達に誘われて部活帰りに行ったんです。印象としては、自分の高校の文化祭もそれなりに大きいんですけど、やはりそれとは比較にならないなと思いました。人がとにかく多くて。一番印象に残ってるのはラテアメ(早大ラテンアメリカ協会)とステージ上での企画かな。なんでもできるんだなって思いましたね(笑)あと高校の文化祭だと政治、経済に触れることはないじゃないですか。でもそのときの早稲田祭にはいろんな政治家や学者が集まるようなシンポジウムがあったり、あとちょうど小泉政権が発足した年で、タウンミーティングをやってたりしてましたね。早稲田祭という場が社会とすごく近い距離でやってるんだなと思いました。イベントとしてのスケールが高校の文化祭とはこういうところでも違うんだなと「早稲田祭2002」に来場して思いました。

Q: 「早稲田祭2002」に来場して運営スタッフになることを決めたんですか?

島田: いえ全くです。そのときはまだ高2の秋だったんで、まだ早稲田に進学することも意識していなくて、むしろ大学受験のこともあまり考えていませんでした。でも大学に触れた初めての体験で、ある意味大学生活というものを考える上での原体験ではありました。

■大学入学

Q: 実際に入ってみて他の大学にはない早稲田のいいところ、不満に思うところを教えてください。

島田: 早稲田のなかで他の大学にマネできない1番のところはやっぱりサークルの文化だと思うんですよ。これだけ多くのサークルがあって、これだけ活動している大学って他にはなくて、それが早稲田祭の力になってますよね。自分のサークルや、他のサークルの仲間と出会えたことは自分にとって大きな財産です。
学生が5万人もいて、その中で何もしなければ、単に埋もれてしまうし、ただ過ごすこともできるんだけど、その中で逆に目立ってる人ってすごく刺激的な人が多いんですよ。そういう人たちと接することができるところも早稲田のいいところだと思います。5万人の中で目立つ人って、ある意味変な人ともいえる。 でもそういう人たちを認めてくれるというか、許容してくれるところも早稲田のいいところかなって思います。
不満というか違和感を感じるという点で最近考えることは、全部のことがこの早稲田の地域のなかで完結してしまっていることかな。ここだけ時間が止まっている一つの社会が成立してしまっている。だからちょっと排他的というか、他の世界が逆に見えなくなる部分がありますよね。
最近は校舎もきれいになったり、規制がきつくなったりして普通の大学に近づきつつありますね。昔からあるような空間がなくなるのは寂しく思います。

Q: 早稲田祭運営スタッフになったきっかけは何ですか?

島田: 5月にスタッフの募集があったんですけど、それまで4月は新歓期にサークルに入ったりして、新歓合宿に行ったりもしたけど、なんか物足りなさを感じていて、これで大学4年間終わってしまっていいのかって思ってたんです。そんなときにスタッフの募集をしてたんで参加しました。


■早稲田祭運営スタッフとして

Q: 「早稲田祭2004」、「早稲田祭2005」の印象をそれぞれ教えてください。

島田: 2004の時はチーム(企画局オープニングエンディングチーム)の中で主に活動してました。そのチームにはキャラの濃い個性的な先輩や同期がたくさんいたし、なんでも言い合えるいいチームで、オープニングもエンディングも納得のいくものができました。他サークルの先輩にもすごくかわいがってもらって、そういう人たちと接することで自分の視野もひろがり、いい経験になりました。男祭り実行委員会の立ち上げにも参加していて、先輩にくっついていろいろ学ばせてもらいました。

島田: 2005ではオープニングエンディングチームのチーフになりました。上級生3人に対して新人が12人入ってきて、9月までは自分のやり方とかチームの方向性を手探りでいろんなことを試してました。
でも結局見つからなくて、チームを束ねながら自分の仕事もしないといけなかったし、迷走してた時期もありましたね。でもそのとき一緒にやってた上級生なり同期にいろいろ支えられて、自分は恵まれてたと思います。当日は雨が降ってしまい、やろうとしたことの半分もできなくて悔しい思いをしました。これでは終われないと思って2006も継続してスタッフをやることに決めました。

■代表としての自覚

Q: 「早稲田祭2006」運営スタッフ代表になったきっかけは何ですか?代表になったことと200キロハイクはなんかつながりがあるんですか?

島田: こういう早稲田祭にしたいっていう強い思いがあって、それを形にできるのは代表だと思うし、自分がやらなくて誰がやるっていう思いがあって立候しました。100キロハイクは1年生の頃から参加してて今年で3回目。普通に完歩できることは間違いなかったんです。それじゃ個人的におもしろくなかった。それに今年は運営スタッフも80人くらい参加してたんで、1番になってやるぞって。じゃ倍歩くかって感じです(笑) なにより4、5月にいろいろあって自分に自信をなくしかけてたときでもあったんですよ。だから本当に代表としてやってくだけの覚悟はあるのか自分を試してみたかった。極限状態というか、限界を迎えたときにどれだけ頑張れるか自分を試すために200キロハイクに挑みました。

Q: 代表の注目してる企画は何ですか?

島田: 本部企画である早稲ん田ー(わせんたー)試験ですね。運営スタッフで「早稲田のセンター試験」というのを作成しました。その試験をいろんな早大生に解いてもらい、それに対して芸能人のゲストの方に審査員としてコメントして頂くという形が第一部。早大生の頭脳なり思考、考え方がどれだけ多様性に富んでいるか、どれだけ人をあっと驚かせるものなのか、それぞれ独自のプレゼンをして来場者の皆様に体感してもらう企画が第二部になっています。

■最後の早稲田祭

Q: 三回目、代表にとっては最後の早稲田祭です。今の心境はどうですか?どういう祭りにしたいですか?

島田: そうですね、6月の段階では書類や各チームの議事録は自分で全部眼を通してて進行具合など全て把握していたんです。だけど今頃になってくるとそれぞれの人が新しいことをどんどんやり始めるから、それに自分がいい意味で追いつかなくなって、自分の想像力を超えていろんなことが起き始めている。そういう意味ではむしろ今は自分もある意味で一来場者のように楽しみにしています。どういう祭りにしたいか、そーですね、何かひとを少しでも変えられるようなイベントにしたいですね。これは今年のテーマでもある"Chance for Change"につながる部分でもあります。どんな形であれ、その人の位置が少しでもずれて、少しでもその人の方向性に影響をあたえることができればいいですね。

Q: 代表にとって早稲田祭とは何ですか?

島田: 自分にとって早稲田祭は3年間戦い続けたモンスターですね。今だに全貌も見えないし、今だに倒すことができないでいる。ひとに頼ることができず自分ひとりの力が試される局面もたくさんあって、すごい成長できた3年間だったと思います。
 
Q: 最後に試験をひかえる受験生にメッセージをお願いします。

島田: 自分ならやれると信じるしかないと思います。早稲田大学は皆様の期待を決して裏切ることのない充実した学生生活を送ることのできる最高の場所だと思います。今の努力は決して無駄になることはないので、合格を信じて勉強頑張ってください!












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