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齋藤 未来(さいとう みき) 1973年1月25日神奈川県横浜市生まれ。1996年3月早稲田大学卒業後、同年4月に株式会社ナムコ入社。ビルイン型テーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」の開設準備、アトラクション運営業務、外販営業を経て、同社の企画設計集団「チームナンジャ」に所属。「自由が丘スイーツフォレスト」「神戸スイーツハーバー」を始め、多くのフードテーマパークのキャスティングディレクター(フードテーマパークにおける店舗計画責任者)を務め、年間数百万人集客する成果を挙げている。 |
―― 齋藤先輩にとって早稲田大学はどのような大学でしたか。
私は大学入学と同時にテーマパークでのアルバイトを始め、4年間続けたのですが、アルバイトしている時間がかなりありました。アルバイトとはいっても、お客様の前で社会人として働くので、もちろん楽しい事だけではなく、辛い事もあったりします。でもそれを上回る遣り甲斐というのがアルバイトの中にありました。4年間通して自分にとって大学が何だったのかなと考えると、私は大学に依存していない人間だったのですね。だけれども「大学」は私にとって必要な枠だったと思います。早稲田はわりと他の学校と違って自由な過ごし方が出来ると思うんですよね。「じゃあ大学行かずにフリーターでいたら同じ生活ができたか」というと、おそらく違って、大学があったからこそ学校生活とアルバイトの両方を集中して頑張れたのだと思います。
―― 学生のうちにどのようなことをやっておくべきだと考えていますか。
何でもいいので、自分が一生懸命になったり、夢中になれることを見つけることだと思います。単に楽しいだけではなく、楽しい先に何かが得られる場とか、時間とか、人生にとってとても重要なこと、そういうものを見つけるための自由な時間が最も多いのが大学時代だと思います。
―― 社会に出て大学で勉強した事が役に立った場面はありますか
大学時代の勉強で一番社会で役立ってる事は、授業で学んだ学問というのではなくて、大学という社会の中で人間関係を学んだことや、自分で自分自身に責任を持つことです。単純な事ですが、これって凄く大変なことなんですよね。あと、自分と違う価値基準の人達とどうやって上手くコミュニケーションをとっていくか、ということだと思います。早稲田って本当に全国から集まっていて、自由な校風なので、いろいろな人間がいるんですよね。今社会に出た状況で、それは凄く勉強になった事だと思います。
―― 「早稲田祭2006」は「なんとなくで回る世界をぶっこわす」というコンセプトですが、齋藤先輩でしたら、このコンセプトでどのような企画を打たれるでしょうか。
私が今携わっている「フードテーマパーク」などの新施設をプロデュースする際、世の中に新しい提案や新しい意義といったものを提示する手法をとります。ただ、新しいことを考えるためには、世の中で今あるものが実際どうなっているのかという事を、きちんと調べる必要があります。今ある姿を調べて、今後にも生かす部分と、今まで実現できてなかった夢の部分といった真逆のこと、その両方を考えなければいけないと思うのです。
自分がやってることが絶対ではなく、角度を変えた別の意見が貰えたら、自分の考えや発想ががらっと生まれ変わることもあるはずです。皆で早稲田を盛り上げよう、新しい早稲田を創ろうというのはすごく大事な事ですが、あえて積極的に同じ考えでいるのではない、もしかしたら興味がないと今考えているような人達も巻き込めると、意義がすごく高まるのではないかと思います。
―― 何か新しいことに乗り出そうとしている学生に、是非ともエールをお願いします。
自分が何かやるということは、プラスだけではなくてマイナスも背負うことです。途中には絶対辛いこととか、泣きたくなることもあるはずです。
でもそれを乗り越えるポイントは、『目的、自分の求めている最優先事項を忘れないこと』。それ以外の小さなことに振り回されたり、それ以外のことで自分が傷つくというのは、非常にもったいないことだと思います。
また、更に突き進めると『一番の目標、ゴールを見失わないこと』が大事です。自分の頑張りだけではどうにもならないことが世の中にはありますが、そういった場面でどうするかが人間の本質を問われる時だと思います。例えば、自分はAの方向性の100を目指していたが、壁にぶつかってしまった・・・そんな時、そこで諦めてしまったら終わり、ではなくて、その壁にぶち当たったからこそ、Aという方向性で100を目指していたよりも、Bの方向性で120が見つかるかもしれないのです。それは、発想の切り替えと、気持ちの持ちようです。よく『壁にぶちあたる』といいますが、壁というのはあくまで自分がもうダメと思った限界であって、それは自分自身が作り上げてしまうものなのです。ぶつかった時に、もっとこうしよう、ということを考えられるような気持ちの強さ、意思の強さが必要だと思います。そうやって頑張った後というのは、自分が想像していた以上の喜びとや嬉しさが得られるはず。
そしてその喜びや嬉しさを知ってしまうと、その次を目指してしまいたくなるはずです。
ですので、新しいことに乗り出すという事は、いろいろな意味で重要で、自分自身がきちんと向き合って頑張れば、更に別の新しい意味までもが見えてくるはずです。皆さんには、強い気持ちを持ち、それを貫いて頑張って、自分自身の中に何かを得てもらいたいと思います。頑張りましょう!
―― 本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。












