「早稲田祭2007」サークル・企画紹介

水島朝穂ゼミ取材・調査班

 

私は寿司屋でアルバイトをしています。お醤油と酢飯の香り。きらきらと輝く寿司ネタ。子供から大人まで、お寿司は愛されています。私自身もお寿司は大好きです。好きなものをいつでも好きなだけ食べることのできる日本は、本当に恵まれた国です。

 

 

 ですが、移り変わる世界情勢の中、日本は今岐路に立っています。私たちは将来、これまで通りの食生活を続けていけるのでしょうか。寿司屋を例に考えてみましょう。

 

 

 寿司に欠かせない醤油。先人の生んだ偉大な調味料の原料となる大豆は、現在、日本でほとんど生産されていません。バイオエタノールの実用化が世界中で進めば、世界の大豆農家でバイオエタノールの原料であるトウモロコシへの転作が進むことも考えられます。

 日本は海に囲まれているから、魚は大丈夫。こう考える方もいらっしゃるでしょうが、本当にそうでしょうか?魚を食べたいのは、もはや日本人だけではありません。経済・人口ともに急成長を続ける中国を始めとした諸外国との食料競争が、じわじわと影響を及ぼし始めています。日本は買い負けているのです。実際、私の働く店でも一部のメニューは値上がりし、お品書きがさし変わりました。また、漁業資源は無限ではありません。小さな魚も根こそぎ捕まえてしまう漁の方法を続けていては、将来、魚は高級食材になってしまう可能性すらあります。

 

                    

 更には、日本の食卓に欠かせないご飯。しかし、米離れが進み米の値段が下がり、農家の生活は苦しさを増しています。国家の財政難から、農家への補助金は削減の一途をたどっています。さらには、気候変動による生産地の異変。実際に、宮崎では早期米の約7割が規格外品質という記録的な不作となったと報道されました。これは早稲のデータですが、これまでと同じ農業が続けられるかは、経済面、生産面から見ても不安になる事実が並びます。

 

 

 秋といえばサンマに戻り鰹、新米などなど、おいしいものがたくさんあります。

 

 けれど、旬の食べ物をいただく喜びを、来年もまた同じように味わうことができるのでしょうか。皆さんも口に入れる前に、あるいは味わいながら、ふと立ち止まって、考えてみてほしいのです。

 

 

 

11期橋本尚子

 

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私たちの食のゆくえ~日本の食料問題を考える~

 日時:早稲田祭2日目114日(日)14時~1630(予定)

 場所:早稲田大学14号館102教室

 コーディネーター:高野孟氏(インサイダー編集長、早稲田大学客員教授)

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>>「北海道から見た日本の食糧事情」の記事一覧

北海道から見た日本の食糧事情の企画

身近だけどちょっと遠い食の問題について、学生によるプレゼンや有識者によるパネルディスカッションを行います。コーディネータにはジャーナリストの高野孟氏を招きます。
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