現在は手元の時計でちょうど5時5分を過ぎたところである。目の前には後数時間後にその使用が予定される資料が転がっている。私は今の時間までこの資料づくりに専念していた。企画の進行状況を初めに、世界情勢、環境問題、ひいては宇宙の真理までを網羅したスペシャルエデぃションとして仕上げた。この資料によりミーティングは何の滞りもなく全てがうまくいく。そう確信していた。しかし先ほど確認を入れたところミーティングの参加可能者は全メンバーの半分に満たない事が判明した。具体的には5名ないし6名であると思われる。このような人数の場合果たして紙を介したコミュニケーションは有効だろうか。恐らく口で言えば全てそれで済むのではないか。そもそも資料はスペシャルエディションである必要はあったのか。等と椅子でくるくるしていたら、ちょっと高めのお気に入りのコップが落ちて微塵になったので、悲しい。




