「なんだいこりゃあ、天狗?じゃないか」
『そう 天狗と呼んでもいい』
その世界は美しい黒と月光のような色の2色だった……
「2色でこんな気持ちいい世界が作れるのかなァ」
やがてきいたこともない たえなる音楽がながれる
「猫楠 わいの ドドイツよりいい」
充実した気持ちとでもいうのか現世では例がないような
奇妙な充実感と空を飛ぶような気持ち……そして
ソーカイな音楽にしばし我を忘れるのだった……
「おおオレはこの音を現実にもってかえりたい」
「バカそんなことできるか」
「頼んでみろよ」
『いや音は持ってかえれませんが秘密だけ教えてあげましょう
これは屁のオーケストラです』
「屁?」
『普通20分くらいですが達人になると1時間できます
要は腸に空気を入れる技術が大変です』
「それでこんな音が」
『肛門だって口と同じですよ
人間は使わないだけのことです』
「しかしくさいでしょう」
『くさいのが出るようでは一人前ではありません』
つまりはこういうことなのです。
