バイト帰りの田中です。田中はこのワセダイサンという団体に2人いるので、どっちの田中かわからない人はメール下さい。
今日は僕の働いている居酒屋、志乃ぶの仕事内容を皆さんにお教えしたいと思います。
ではまず開店準備から。
店の中の電気をON、のれんを出し、竹製の長椅子を出し、提灯と看板の電気を付け、4つのテーブルとカウンターを水拭きし、各所に灰皿を配置、カウンターに置く花を外から持ってきて、前日に出た升酒の升をカウンターの女の子に渡したら、もうすでにお客さんが入り始めていることでしょう。
その後隙を見て氷を買いに行き、オーブンの中に水を入れて、冷蔵庫の下にある容器に溜まった水を捨て、お会計票を専用の板にセットしたら、準備は完了です。
※オプションで大根をおろしたり、お釣りの小銭を入れたり、八百屋さんにおつかいに行ったりする仕事もございます。
次に、お客さんが来た場合の対応です。
始めに何名様かお聞きし、適所に案内、荷物&スーツを預かる場合は預かって裏に置き、おしぼり&箸をお出しし、お飲み物をお伺いし、一段落。
お飲み物のパターンは以下の通り。
ビール→ 一番搾りorクラシックラガーを聞く → 人数分のグラスと栓を抜いた瓶をお持ちする
お酒→ 銘柄を聞く → お燗か常温かを聞く → 1合か2合かを聞く → おちょこを人数分お出しし、適宜お酒をお持ちする
焼酎→ イモとムギがあります → ロックか水割りかお湯割りか → 1合か2合か → 適宜色々出す
升酒→ 常温と冷えたものがあります → 常温なら女の子にお願いし、冷えたものなら自分で注いで出します。
その後はおつまみの注文を取りに行きます。
おつまみの注文を受けたら、適宜それをカウンターの中にいる女の子と大将に知らせます。
一例を挙げると、テーブル1番のお客様に焼き鳥2人前、焼銀杏、つけもの、おでん2人前というオーダーを頂いた場合、
「○○(女の子の名前)さん!1番さんに漬け物とおでん2人前お願いします!」
と大声で叫び、それと同時に名刺サイズのメモ紙に「1 とり2 杏1」と大書きし、大将の待つカウンター奥にその紙を持って行きます。最初の1というのはテーブル番号、とり2とは焼き鳥2人前、杏1とは銀杏1人前の意味ですね。これは皆さん正解して頂けたと思います。
この作業を怠ると、お客様からの注文が大将に伝わらなくなります。たまにお客様から「焼き鳥まだ焼けてないの??」なんて言われることがありますが、これは本当に焼けていない時が8割、男の子の出し忘れが1割、大将の作り忘れが1割程あります。
そうして出来た料理を各所にお持ちし、心ゆくまで味わって頂きます。
こういった基本的な仕事と同時平行して、焼き物を焼く、空いた器を下げる、お会計票の合計を常に出しておく、ロックの人の氷を入れてあげる、灰皿取っ替えてあげる、なんか困ってる人がいないかキョロキョロする、おばちゃんが洗った器をカウンターまで持って行く、空き瓶を表のビールケースに入れる、空き缶とペットボトルを捨てる、またキョロキョロする、オーブンに何となく水を入れてみる、熱いものを置くための台を大将の所に持って行く、などの仕事があります。
ここでは、焼き物を焼く、という作業について詳細に説明したいと思います。焼き物の種類は以下の通り。
焼き鳥・手羽餃子・焼き魚・シャケバタ・じゃがバタ・さつま揚げ焼・エビの塩焼き・(いかの丸焼)
焼き鳥について・・当店の焼き鳥は串刺しではなく、お皿に入っています。まずカウンターから生の焼き鳥をもらい、そのままオーブンに入れて300℃で10分、ちょうど良くなったらネギとししとうを1人前には2つずつ、2人前には3つずつ投入して焼き鳥を裏返して再び5分焼きます。イイ感じに焼けたら裏から大将にお渡しし、味付けをしてもらいます。
手羽餃子について・・手羽餃子はそのまま10分焼き、イイ感じに焼けたら裏返して5分焼きます。以下は焼き鳥に同じ。
焼き魚について・・さんま、かんぱちのかま、銀だらの味噌漬け、あじ、などなど季節により様々な当店の焼き魚ですが、基本300℃で10分「くらい」焼きます。銀だらに限っては270℃で8分とか、まぁそこらです。
シャケバタについて・・これはもう300℃で15分みっちり焼いて終了です。
じゃがバタについて・・300℃で10分焼きます。焼き終わったら、じゃがバタだけはそのまま台に乗せてお客様の所に直接お持ちします。なので、次どこにじゃがバタが出るのか常にチェックしておく必要があったりなかったりします。
さつま揚げ焼について・・300℃で8分もやればコゲかけます。
エビの塩焼きについて・・300℃で6~7分もやればイイ色に焼き上がります。焼けたあとすぐに大将の元に持っていかないと身が硬直してしまうので注意が必要です。
いかの丸焼きについて・・これは時と場合によって大将が調理場で焼くか、私どもバイトが焼くかが変わります。こちらで焼く場合は、300℃で7分もやればイイ色とイイ香りがしてきます。
さて、ここまで読んだ人は多分いないことと思います。書いた自分もおそらく読み返すこともないでしょう。ここまで長くなるとは思ってなかったんです。
まだ色々仕事はあるのですが、とりあえずここでは、会計の仕方と閉店後の作業についてだけ書いてしまおうと思います。
会計の仕方は、まず何らかのサイン(何かを書くようなジェスチャーを僕の目を見ながらやってくる、バツ印を僕の目を見ながらやってくる、「お勘定」と僕の目を見ながら言う、「ごちそうさま」と僕の目を見ながら言う、無言で荷物を持ち出口の方向に向かう、などなど)を発見し、発見し次第伝票のまとめにかかります。かける時間は大体10秒から20秒位、その間電卓などは一切使わず計算します。
計算し終わったら、伝票を見せ、お会計をもらい、お釣りをお渡しし、必要なら領収書を書いて、終了です。
その後お帰りになるお客様に預かっていた荷物などをお渡ししたら、お客様が見えなくなるまで手を振って、本当に終了です。
そうこうしているうちに夜も更け、23時。お客様もみんな帰ってしまわれました。
私どもの仕事はまだ終わりません。
灰皿を全部下げ、テーブル・カウンターに洗剤を振りかけ、タワシでごしごし、布巾で拭いて、もう一回ごしごし、布巾で拭いて、布巾で拭いて、最後に椅子を拭いてタワシ系の作業終了。今度はタワシをモップに持ち替え、カウンター・テーブルの椅子を全て机上に上げたら、女の子がホウキで掃いた後の床をモップでごしごし。
ごしごし系が全部終わったら、椅子を全部下げて綺麗に並べ、表に出しておいた長椅子と洗った升を入れ、入り口を閉めて鍵をし、窓を全部閉めて、伝票の合計をまとめます。電卓などを駆使し合計と総計を出したら、ホッチキスでまとめ、手を洗って、本日のディナー・MAKANAIを頂きます。
MAKANAIを頂いたら、ごちそうさまを言って布巾でもう一度カウンターを拭き、ギャラをもらって、とっとと帰ります。
こんな感じで今日も早稲田の夜は更けていきます。それにしても今夜は忙しかった・・。
何か質問や異論などございましたら、メールしてください。その際には、どちらの田中に対しての質問や異論なのかをきちんと明記した上でお願い致します。
以上、よろしくお願い致します。

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