小島よしお先輩

小島 よしお(コジマ ヨシオ)

1980年沖縄県生まれ。お笑いタレント。

在学中より、コントグループWAGEに所属し精力的に活動。2006年早稲田大学教育学部国語国文科卒業。2007年『ぐるぐるナインティナイン』や『笑いの金メダル』に出演したこと契機となり、「そんなの関係ねぇ」・「おっぱっぴー」等のネタで大ブレイク。現在サンミュージックプロダクションに所属。





1.どのような学生時代を送っていましたか。

−基本的にコントグループWAGEの活動をしていて、一年生の秋から事務所にも所属していましたね。授業は行っていたが、サークルも途中でやめているので、お笑いの活動が中心でした。大学生で事務所に入ったりして、天狗になっていたかもしれません、大学生お笑い天狗(笑)


2.一般的な就職をするのではなく、芸人の道一本にしぼった理由をお聞かせください。

―大学卒業と同時にWAGEが解散してしまったのですが、就職活動もしていなかったので選択肢が他にはなく、26歳であった当時芸人の他にやりたいと思うこともありませんでした。なにより芸人の先輩たちにお笑いの素晴らしさを教えてもらっていたことが大きいですね。毎日笑って過ごせるという楽しさ。これが何よりの幸せであると感じていたからです。


3.お笑いにおける、大学時代の活動と卒業後の活動との違いは何ですか。

―大学の頃はまだ就職できるという甘えがありました。しかし、卒業後は自分に新卒という武器もなく、さらにWAGEが解散してしまいました。それなので芸人一本で生きていかなければという厳しさと常に隣り合わせでしたね。


4.芸人の道に進むことを決めた後、一番苦労したことは何ですか。

―お笑いの仕事がなく、アルバイトなしでは食べていけなかった一年間の時期ですかね。深夜バイトを朝9時までやって、日中は先輩からの呼出しに応じて付き合うという、寝る時間がほぼ無い辛い生活でしたね。体を酷使することによる疲れや、自分の時間がないストレスからじんましんが出たこともありました。先輩が自分の家の合鍵を持っていて、いつ先輩が家にいるのか分からない状況で、バイトを病欠と偽ってまで先輩に付き合うこともありましたね(笑)


5.そのような辛い時期に、自分のモチベーションを上げたものは何ですか。

―絶対に売れてやると口に出して言っていましたね。自分に仕事が入れば先輩からの誘いをちゃんとした理由で断れたので、それが原動力の一つでした。


6.ご自身にとって「夢」とはどのようなものだとお考えですか。

―自分自身は、お笑いとアルバイトの二束のわらじ時代の「とにかくテレビに出て売れよう」という夢を達成した後、また新たに「生き残ろう。レギュラー本数増やそう」という夢が生まれてきました。夢というのは、達成した瞬間また次の夢が出てくるといった具合に、まるでロッククライミングの石のように限りが無いと思います。一つの目標や夢を達成しても新たな課題が見つかる。だから達成してからが大事ですね。満足しないことが大切で、満足してしまえばその人はそれで終わり、他の人に抜かれてしまうと思います。


7.もし、もう一度大学生活を送るとしたら何をしたいですか。

―教員の免許をしっかり取りたいですね。教育学部国文科だったので、国語の先生。 そして友達をもっと沢山つくりたい。友達が多いと、例えばその人達に自分が話をもちかけることによって、他分野で活躍する人とコラボして新しい何かを生み出すことができると思います。変な話、自分でスポンサーをとれたりできますしね。


8.ご自身の人生に影響を与えた出来事はどのようなことですか。

―新宿の小さなクラブに行った時に、先輩にいきなりマイクを渡されて何かおもしろいことをしろと言われたんですね。困惑しましたが、その時かかっていたDJのテクノ調の曲に合わせて「そんなの関係ねぇ!」ととっさにやったら、フロアにお客さんが集まりすごく盛り上がった。あれはいまでも覚えている運命の夜ですね。


9.ご自身の生活において心の支えとなっているものは何ですか。

―人と飲んで気さくに喋って笑い飛ばすことですかね。飲む面子はいつもだいだい一緒。その飲む面子はルームシェアしているくらいの仲です。お互いのモチベーションが下がらない様に、目標を言い合ったりしていますね。 自分が一番ストレスを感じない環境をつくるのは大事。大学生であっても、先輩、後輩、彼女、一人、みんなの輪の中、人それぞれ誰といると楽かは異なる。自分が楽でいられる人と一緒にいることが大事。自分は先輩といるのが楽だったから、今でも先輩と一緒に暮らしていたりします。


10.ご自身の生活の中で大切にしていることは何?

―常に前を向いてポジティブでいることですかね。絶対にネガティブなことは口に出さずに、自分がどうしたいかを口に出したり、トイレに目標を書いた紙を貼ったりします。すると実現したりするんですね。口に出したことは現実に大きく影響するので、まずは強く想うことから始めるのも大事だと思いますね。


11.早稲田の学生に一言お願いします。

―立派な社会人になって僕に仕事を振ってください!(笑) そして何かやると決めたら、明日からすぐに動いてください。卒業後じゃなくて今すぐにでも。何をするにでも早稲田にはその環境がととのっている。教授・起業している学生等、色々な人と繋がることができます。サークルや授業以外のネットワークをどんどんつくってください。友達を沢山つくってください。 繋がりを持つことで、自分のやれることの幅が広がると痛感しています。


(インタビュアー山口優幸)


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