若本規夫先輩

若本 規夫(ワカモト ノリオ)

1945年10月18日生まれ。早稲田大学法学部を卒業。

警視庁中野警察学校を経て警視庁機動隊に。2年間の勤務を経て、現在声優、ナレーターとして活躍。代表作に『サザエさん』(アナゴさん)、『ドラゴンボールZ』(セル)、『金色のガッシュベル』(ビクトリーム)、『コードギアス 反逆のルルーシュ』(シャルル・ジ・ブリタニア皇帝)、『戦国BASARA』(織田信長)、『人志松本のすべらない話』『嵐にしやがれ』(ナレーション)などがある。シグマ・セブン所属。








1.もう一度学生に戻るとしたらどのような夢を掲げますか。

-学生時代の夢はほとんど妄想のようなもので、なかなか実現できない世界でしょう。 なんせ現実の世の中を体験していないのだから。あえて言うならば、内側の自分と外側の自分が一如一致一体となって自由自在にこの世を闊歩して生きていけたならばどんなに 楽しいだろうと想うね。


2.「学生時代の夢はほとんど妄想」とはどのような考えからでしょうか。

―今の時代の若い人たちに望むのは・・・実態というかありのままの現実の世の中を・・・等身大の自分で観てほしいということ。その中で揉まれながら成長していく。自分はいったい何が出来るかをきちんと見極めてしっかり向き合いながら将来の希望~道のりを考えてほしいということ。ブランドだけで選んじゃいけない。夢を見るのはいいが・・・夢に喰われてはいけない。まずは食うため・・・独立して喰らうことを考えないとね。


3.先ほど若本先輩がおっしゃいました、「見極める」ためにはどのようにすればよい
ですか。

―自分の未来を託せる仕事とか学ぶべき人やもの、伴侶になる人など・・・周りの環境事象を肌で感じて・・・その感覚を大事にしていかなきゃいけないと思う。就活一つとっても・・・外側外面の情報に踊らされていては「正しい見極め」は難しくなる。頭で損得勘定ではじき出した判断は間違いであることも多い・・・まずは自分自身に備わっている 天来の感覚から因ってくる“閃きの感性”を磨いて大事にしてほしい。


4.声優を続けるにあたって何かなさっていることはありますか。

-声優としての身体的トレーニングは・・・オフの日には1日10時間やることもあるが・・・大切なことは日々の鍛錬を積み重ねてゆくことだと思う。努力は人を裏切らないということは伝えておきたい。自分のからだに練り鍛え込んだ力は必ずリターンして自身に実入りとなって返ってくるはず。


5.ご自身にとって声優とはなんですか。

-声優という仕事に出会えたことは神様からいただいたかけがえのない贈り物のような気がします。他のことは何もできない自分ですから。与えられた世界で声優としての身体訓練でからだと声を最高度に鍛え上げて、クライアントやその向こうに存在する視聴者の皆さんに喜んで頂ける存在で在りたい。


6.早稲田の学生に一言お願いします。

-若い頃はとにかく人生が長く見えるけれど過ぎてしまえば光陰矢の如しです。あれこれ悩みや不安に明け暮れている暇はない。今自分がそこでやるべきことに単純に没頭していけばいいんじゃないか。試行錯誤しながら粘り強く自分だけの道~世界を切り拓いてゆく・・・そんな人生を送るべく貴重な学生生活・・・己自身を自分流に鍛えに鍛え上げて下さい!!
己こそ己の寄る辺 己を措きて誰に寄る辺ぞ  GOOD LUCK!!


(インタビュアー山口優幸)


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